【東京レトロ洋館巡り】旧岩崎邸で明治時代へGO!

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現代の日本にいながら、優雅な気分に浸れるクラシックな建築っていいですよね♪

東京都内にも、素敵な洋館がけっこう残っているんです。

今日は、洋館好きには外せない旧岩崎邸をご紹介したいと思います!  

  

旧岩崎邸庭園とは?

三菱財閥・岩崎家の茅町本邸だった建物とその庭園を公園として整備したものです。

明治29年に三菱財閥の創始者・岩崎彌太郎の長男で三菱第3代社長の久彌の本邸として造られました。

戦後、三菱財閥は解体され、岩崎邸はGHQに接収され、諜報機関・キャノン機関の本部となります。

昭和27年に日本政府に返還され、最高裁判所司法研修所として使用されました。

平成13年から東京都の管理となり、現在は都立庭園として一般公開されています。

往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいましたが、現在は3分の1の敷地となり、現存するのは 洋館・撞球室・和館の3棟です。

園内の建造物及び敷地全体が、国の重要文化財に指定されています。

・・とまあ、明治時代から現代まで、この美しい邸宅は激動の日本の歴史を見つめてきたんですね。 

 開園時間は、午前9時~午後5時

入園料は、一般:400円、65歳以上:200円

小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料

基本的に、年末年始以外は開園しています。

毎日11時と14時からボランティアによる無料ガイドがあり、歴史や見所などの説明を受けながら見学できます。  

  

アクセス

東京メトロ千代田線「湯島」(C13)徒歩3分
東京メトロ銀座線「上野広小路」(G15)徒歩10分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」(E09)徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」徒歩15分

上野不忍池界隈からお散歩するのに、ちょうどいいですね♪  

 

旧岩崎邸庭園を散策!

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こちらは入口の塀。岩崎家の家紋「三階菱」が描かれています。

ちなみに、三階菱は、後の三菱の社章の基になったそうです。

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途中に紫陽花が咲いていました♪

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旧岩崎邸は、洋館・撞球室・和館の3棟からなっています。

こちらは洋館

いや~。本当に別世界という感じ。ため息が出るような素敵な建物ですね。

当時はプライベートな迎賓館として使用されていたそうですが、そもそもプライベートな迎賓館ってなんぞや?と計り知れないものがあります。。

要するにパーティーをやったり、ゲストハウスとして使っていたらしいのですが、財閥家の財閥っぽい暮らしぶりがうかがえますね。

 

洋館は、鹿鳴館の建築家として有名な英国人ジョサイア・コンドルの設計です。

ジャコビアン様式という17世紀前半の英国ルネサンス期の装飾が随所に見られ、同時期に建てられた西洋建築よりも、繊細なデザインになってるのが特徴です。

 

順路に従って見学していきましょう♪

中は写真撮影ができるところと禁止されているところがありました。

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こちらはコロニアル様式のベランダ。

ギリシャ神殿っぽい柱が特徴的ですね。

コロニアルは「植民地の」という意味で、コロニアル様式は植民地時代にその土地の材料や風土と母国の建築様式を結合させて発展したそうです。

旧岩崎邸では、イギリスやオランダなどの植民地があった東南アジアで広く見られたコロニアル様式を採用しているんですね。

ベランダから広い芝生の庭が一望できます。

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ベランダから壁面を撮ってみました。

向こう側にビルが建ち並んでいましたが、もともとは、きっと岩崎邸の敷地だったのでしょうね。。

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こちらは上から見た和館。

まったく異なる趣ですが、同じ敷地にあります。

この巧みなバランスが、世界でも珍しい建築とされている所以です。

和洋併置式の邸宅形式は、その後の日本の邸宅建築に大きな影響を与えました。

順路に従って洋館から和館へと向かいます。

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書院造りを基調にした和館。

明治時代を代表する日本画家・橋本雅邦と伝わる障壁画が残されています。

和館は、岩崎家の日常生活の場として使用されていました。

当時は建坪550坪に及び、洋館を遥かにしのぐ規模でしたが、現存するのは大広間の1棟だけとなっています。

和館のほとんどは、最高裁判所司法研修所を建設するために、取り壊されてビルに変わってしまったのだそうです。

残っていたら相当な文化的価値があったとか。もったいない~(T_T)。

 

こちらの和館には、お茶席があり、一服🍵することができます。

というわけで、抹茶セット(510円)を注文しました。

メニューには、他にケーキやコーヒーなどもありましたが、雰囲気的に、やはりこちらではお抹茶がよいかな~と。

畳の部屋で、お庭を見ながら、のんびり和菓子とお抹茶を頂きます(´▽`)。

ほとんど貸し切り状態で、とても静かな時間を過ごせました 。

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和風庭園の名残が見られるお庭。

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「この山小屋みたいな建物、何だろう?」と思ったら、撞球室、つまりビリヤード場でした。

明治時代に自宅にビリヤード場があるって、凄いですねΣ( ̄ロ ̄lll)!

いや、今でも普通の家にはないですけどね(・_・;)。

「当時最先端かな!?」と思って調べてみると、ビリヤードって比較的新しいゲームなのかと思っていましたが、日本の弥生時代の頃には、すでに原型となる競技があったそうです。起源はだいぶ古いんですね、意外!!

日本に入ってきたのは江戸時代の頃、一般的に広まったのは大正時代だそうですから、明治時代にはまだ限られた人たちの娯楽だったのでしょうね。 

撞球室もジョサイア・コンドルの設計です。

「山小屋っぽい」と思いましたが、やはりスイスの山小屋風の造りなのだそうです。

優美な洋館と比べて、素朴な感じがしますね。

洋館から少し離れた位置に別棟として建っており、洋館から地下道でつながっています。地下道があるって。。財閥のお屋敷、半端ないですね!!

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外から撮った撞球室の中。

ビリヤード台がないΣ( ̄ロ ̄lll)!ビリヤード場感、ゼロですね。

言われないと、何の部屋なのかわかりません。。

当初は撞球室として建てられたものの、その後は図書室として使われていたそうなので、もうビリヤード台は残っていないのかもしれませんね。残念(>_<)。

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洋館→和館→撞球室、と回っていきました。

GHQ時代と法務省管轄時代に、残念ながら多くが失われてしまったようですが、それでも広々とした庭と建物は、都会のオアシスですね。

華やかな財閥時代が偲ばれる邸宅で、明治時代にタイムスリップしたような気分になれました。

それにしても、岩崎彌太郎さんといえば、龍馬伝で香川照之さんが演じられていた印象が強いのですが、あんな極貧時代からこんなお屋敷を建てるまでになるなんて、本当に凄い才覚ですね! 

  こちらの敷地には、当初、地下ゴミ処理工場の建設計画があったそうですが、保存運動などによって歴史的建造物が守られることになったのだとか。

数奇な運命を辿ってきた旧岩崎邸、残ってくれて本当に良かったです!